ロランバルト「テキスト理論の愉しみ」

図書館で人文書をよく手にする。今まだにヴィトゲンシュタインとかニーチェになってくると訳がわからない。 フーコーや初期のドゥルーズとなると特に手におえない。ドラッカーとか、何とか大学の正義の講義って奴が薄っぺらく見えて、逆におもしろい。自分は哲学という内容よりも彼らがどんなひとで、なぜこんな事を考えるのかというほうが興味がある。発見だったのは(早く気づけよ)彼らのインタビューを読んだ方が、より具体的にそのことをつかめることだった。

ロランバルト著作選というのが、図書館に新装版(買うと5千円)で並べてあって、その中の「テキスト理論の愉しみ」というのがあり、これは特におもしろい。(1960年代からこんなこと思っていたなんて信じられない)ロランバルトの本は20年前に挑戦したのだけれど中途半端(難しくて)に理解しているように思える。印象的なのは、日本のてんぷらの食べ方を記号論で書いて行くくだりがあるのだが、なんでこんな事と思うくらい変わった人だなという印象があった。今回あらためて彼らしさを実感した。ちなみにノマド遊牧民)という概念をよく使っているのにもちょっとビックリした。インタビュー中心なので、とてもわかりやすい。興味のあるかたにはおすすめ。

ロランバルト「テキスト理論の愉しみ」の画像

ビザンティンの営み〜アトス自治修道士共和国〜古木 健 Αυτόνομη Μοναστική Πολιτεία Αγίου Όρους 、 Autonomous Monastic State of the Holy Mountain、

中世より続くギリシャ正教最大の聖地アトス山の旅 

世界遺産

おそらくここに行く人にとっては、貴重な資料となることでしょう。

体験していないところに飛び込むこともまた冒険なりで、なにもクライミングなどの危険に挑むことだけが、冒険なのではない。世界は広いです。ひとはもう少し外に出たほうがいいように思うし、机に座っているだけじゃ世界を知ったことにはならない。己のカテゴリーを突きやぶるには、己のカテゴリーの中につからないこと。つかっていても何も見えてこない。ほとんどの人は、そんなことは、どうでもよくと流してしまいがちだけど、「大衆とはそういうものだ」で終わって欲しくないのです。

古木氏のご好意でここに掲載致しました。

梅宮雅夫

ごめんなさい。facebook登録必要です。あとで別でみれるようにします。

http://www.facebook.com/note.php?...

の画像

ビザンティンの営み〜アトス自治修道士共和国〜古木 健

中世より続くギリシャ正教最大の聖地アトス山の旅

おそらくここに行く人にとっては、貴重な資料となることでしょう。

体験していないところに飛び込むこともまた冒険なりで、なにもクライミングなどの危険に挑むことだけが、冒険なのではない。世界は広いです。ひとはもう少し外に出たほうがいいように思うし、机に座っているだけじゃ世界を知ったことにはならない。己のカテゴリーを突きやぶるには、己のカテゴリーの中につからないこと。つかっていても何も見えてこない。ほとんどの人は、そんなことは、どうでもよくと流してしまいがちだけど、「大衆とはそういうものだ」で終わって欲しくないのです。古木氏のご好意でここに掲載致しました。

ごめんなさい。facebook登録必要です。あとで別でみれるようにします。

http://www.facebook.com/note.php?...

ビザンティンの営み〜アトス自治修道士共和国〜古木 健の画像

ビザンティンの営み〜アトス自治修道士共和国〜古木 健の画像

シルビアのいる街で

ホセ・ルイス・ゲリンの「シルビアのいる街で」をDVDで観る。このスペインの監督は、どこかロベール・ブレッソンの瞬間を感じるのは、わたしだけでしょうか。セリフが少なくて素敵な映画ですよ。

シルビアのいる街での画像

雲竜渓谷の氷瀑

日光の稲荷川、雲竜渓谷の氷瀑を私的な撮影を兼ねて低山歩きに行きました。氷瀑という聞き慣れない名ですが、自然の中で出来上がった青の造形にはもう圧倒です。日本の雪景色では幻と云っていい風景だと思います。アイゼンを付けて行くようですが、青の幻はもうただただ観てもらうしかありません。 2011年の映像です。今年2012年に観に行く人の為にyoutubeにアップしました。 http://youtu.be/YOQbiS3f7mw 遅ればせながら2011年今年の短い動画追加しました すみませんFACEBOOKからになります。 http://www.facebook.com/video/?... の画像

追悼 高峰秀子特集 文芸座

ちまたでは、米アカデミーのニュースが流れていますが、たまには、どうですか、4、5、60年代の日本映画を観てみるのも。現在の映画にない違う発見があると思います。その目安といったら失礼かもしれませんが、高峰秀子さんは、東宝映画のいわゆる黄金時代を疾走した人です。『乱れる』では、誰がキモノ姿で走る高峰秀子を予測したでしょうか。もう1度確認をしに行こうじゃありませんか(笑)特に50年から60年のモノクロームの黒は、すごいですよ。 文芸座 3/3(木)~16(水) http://www.shin-bungeiza.com/... 文芸座 4/21(木)~5/4(水) http://www.shin-bungeiza.com/... 追悼・高峰秀子アンコール 「高峰秀子との仕事1&2」刊行記念  多くの映画ファンの声に応えて 文芸座 12/1(木)~15(木)(2011年) http://www.shin-bungeiza.com/...  高峰秀子さんの一周忌をしのび  女優・高峰秀子映画祭 の画像

ブンミおじさんの森

ストーリーを追うという呪い(独裁)に捕われずにこのワンダーランドを体験しませう。窓際の配光、滝のしずく、蚊屋の色彩、あらゆる森のショット、そして洞窟の緊張感は圧巻です。固定カメラの中に自然との時間を納めようとする演出はすごい。字幕スーパーもう入りません。傑作! http://uncle-boonmee.com/top.php ブンミおじさんの森 公式サイト http://www.cinemarise.com/theater/ シネマライズ の画像